工房内の飾りつけについて

このところ仕事帰りに工房に立ち寄り、加飾の作業を1時間から2時間程度やっています。先日の嵐の夜に考えた収納部分の改造とともにやりたいのが、工房内の飾りつけです。工房には内壁がなく作品等を掛ける場所がないのです。工房は住居ではないし、制作するだけの空間ですが、願わくば世界各地の仮面を掛ける場所を作りたいと考えています。自分の仮面コレクションはアフリカやヨーロッパ、アジアや日本の仮面があって、自分の制作意欲を高めるために集めたものです。展示を考えている場所は天井に近い切妻屋根の三角形の場所です。鉄骨で囲まれた外壁パネルの内側に板材を張っていこうと思っています。これは足場を築かないと出来ない作業です。かつては自宅の壁に掛けていた仮面ですが、数が増えて壁が狭くなり、工房に持ってきているのです。収集した仮面は骨董価値があるわけではなく、自分にとってだけ貴重なものです。素材も木彫、陶彫、和紙に極彩色が施されたものや素材そのものを生かしたものがあって見ていて飽きません。コレクションには自分の個性が表れているようにも思えます。

関連する投稿

  • 木彫から陶彫へ 今週末から木彫ではなく陶彫をやっています。木槌や鑿を棚に仕舞いこみ、陶芸道具を作業台に並べています。仕事の質はまるで異なりますが、自分にとって木彫と陶彫は両輪として考えたい素材なのです。京都の陶芸家 […]
  • 週末 工房ロフトの見積もり 今日も昨日に引き続き、朝から工房で制作に明け暮れました。新作の陶彫部品成形は3点目になりましたが、乾燥具合で皹が入る可能性もあり、予断を許さない状況です。実際に新しいカタチはどうなるかわからないので […]
  • 2月RECORD「匂い立つ土俗の構え」 今月のRECORDのテーマを「匂い立つ土俗の構え」にしました。自分は土俗性、土着性の強い造形が大好きです。アフリカを初めとする世界各地の仮面の収集もやっていて、自分の制作動機をそこに求めることがあり […]
  • 週末 アフリカの仮面 やっと週末になり、朝から工房に出かけて新作のためにタタラを用意していました。明日は成形の予定です。午後は家内と横浜駅に出かけました。来週父の七回忌があるので横浜のデパートに寸志を選びに行ったのです。 […]
  • 週末 制作と散策 今日は新作屏風の木彫部分の制作に朝から取りかかっていました。全体を見ながらの作業はなかなか骨の折れる仕事です。最初のイメージを思い出しながら表現したい意図をどうしたら伝えられるかを考えていました。次 […]

Comments are closed.