陶彫成形の難しさ

昨日のNOTE(ブログ)に陶彫成形についての雑感を書きました。雑感の中で大まかなイメージで作り始めることを決めた陶彫ですが、それでも成形の難しさは何年やっても変わらず四苦八苦しています。陶彫は陶土を板状に伸ばしたタタラや紐作りという手わざで成形をしていきます。これは陶芸として考えるなら基礎基本を踏まえた原始的な成形方法です。自分の陶彫は電動ロクロは使用しません。手回しロクロは彫刻塑造の回転台の代わりとして使っているので、ロクロとしての本来の役割では使っていません。陶彫は高温焼成には難しい形態もあって、ヒビ割れや変形も頻繁にあります。窯を開けた時にきちんと焼成されていると炎の神に感謝したい気持ちになります。心がけていることは、土練りの段階から常に基本に忠実に、成形は厚みを整え、乾燥でヒビが入りそうな箇所に補強をしておく等々いろいろありますが、それでも駄目な時は駄目なのです。難しいからこそ面白い、窯入れの畏怖と窯出しの感謝の気持ちは、じっと自己を振り返り、また見つめる機会でもあります。ちょっぴり精神主義かなぁと思いつつ週末の明日は成形に励んでいる予定です。

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