陶彫成形に関する雑感
2012年 6月 7日 木曜日
新作屏風を作り始めて感じたことを書きます。NOTE(ブログ)はHPとして公開していますが、それを承知で自分のメモで使っていることが結構あります。今回は制作の裏事情ですが、自分の備忘録として記そうと考えました。新作屏風は原寸大の下書きを作っています。それを基に陶彫と木彫の組み合わせを計画していますが、陶彫の成形をしていて、どうも計画通りにやっていくとつまらない形態になってしまうのです。それは私の主観によるものですが、旧作でここまで下書きに拘ったことがなかったので、そう感じてしまうのかもしれません。陶彫の場合は大まかなイメージで作り始めて、ある程度成形が進んだところで、全体の調整のためにいくつかの陶彫部品を加えていました。むしろ今までの雑駁なやり方が良かったのではないかと改めて思いました。陶土のもつ面取りの意外性や直観的なニュアンスが自分にとって陶彫を面白くする術なのかもしれません。次から新作屏風も下書きに拘らず今まで通りのイメージで陶彫を作っていこうと考えました。
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on 6月 7th, 2012
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