11‘個展評壇より
2011年 9月 28日 水曜日
『木・陶による「構築シリーズⅡ」。陶は古代土器のようでテーブルの役割。そこから木が銛のような形で天を向く。巨大で壮観。』(美じょん新報 9月20日付)これは毎回個展の評を書いていただいている美術系新聞からの抜粋です。掲載された文章に限らず個展に足を運んでいただいた方々からさまざまなご意見、ご感想をいただきました。自分の作品のモチィーフが説明しやすい具象ではなく、非対象とも言うべきものなので、自作はかなり鑑賞者側のイメージに委ねられる性質があります。私は敢て作者のイメージの源泉は言わないようにしていました。なかには深い洞察を試みていた方もいらっしゃいました。自分としては見に来ていただいた方々の発想のユニークさを楽しみつつ、また思索の凄みに脱帽することもありました。評論のための評論ではなく、感じ取った思いを語ることが優れた評論になることを今回も知ることができました。こうした鑑賞者とのやりとりがあるからこそ来年に向けて意欲を高めることが出来るのです。また来年もよろしくお願いいたします。ギャラリーせいほうは商業画廊なのに、よくもまぁ床いっぱいに広がる自分のような作品を扱ってくれるものだと常々思っています。でも来年も開催させてくれるようでギャラリーにも感謝です。
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Tags: イメージ, ギャラリー, 作品, 個展, 木材, 陶
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