代休 美術館と浅草散策
2011年 9月 12日 月曜日
9月3日(土)が出勤日だったため一週間遅れの今日を代休にしました。年間計画のもとで組織的に代休にしてあるので、今日の職場は閑散としているはずです。私も今日は出勤せず、代休を利用して後輩の彫刻家が二科展に出品しているので見てきました。二科展は東京六本木の国立新美術館を会場にして今日まで開催していました。後輩は木彫をやっています。廃材となった学習机の天板を集めて、そこに浮き彫りを施し、それを花弁のように構成した立体造形をやっていました。イメージとしては松ぼっくりです。彼が生真面目に取り組んだ姿が目に浮かぶような作品でした。二科展の彫刻部門は、さまざまな素材や技法が混在して刺激を受けます。たまにこうした公募展を覗くのもいいなぁと感じました。午後は浅草のかっぱ橋道具街に足を伸ばしました。道具街から少々離れた木工道具専門店に立ち寄り、内丸の鑿を2本購入しました。42mmと36mmの幅広の鑿です。再来年予定している新作で太い丸太を使うので、その準備として買い求めたのでした。浅草寺の仲見世通りで休憩をとって帰宅しました。今日は夏の暑さがぶり返したような陽気で照りつける太陽が眩しく、久しぶりに訪れた浅草をもう少し散策したかったのですが、暑さに勝てず尻尾を巻いて早々に横浜に戻ってきてしまいました。
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Tags: イメージ, 作品, 展覧会, 散策, 木彫
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