週末 アートな一日

今日は朝早くから工房に出かけ、新作のタタラ作りを行いました。タタラと言えども座布団くらいの大きさで、手で叩いて伸ばすので結構体力を使います。5枚作ったところで、残りの時間は東京の美術館巡りをしようと思い立ちました。今日は一人で出かけるので3館ほど回れるのではないかと考えました。家内と出かけると駆け足のように美術館を回るのは勘弁して欲しいと言われるのです。今日は気楽に自分のペースで行きました。まず上野の国立博物館平成館で今日まで開催している「写楽展」。最終日なので混雑していたことは予想通り。写楽の役者絵をよく集めたもので、こんなにあるとは思いもよらず、かなり堪能出来ました。詳細は次回。次に両国の江戸東京博物館で開催している「五百羅漢展」。一人の絵師がよくぞ描いたと思えるほど細密で卓越した具象表現。しかも質・量ともに圧倒され、眼が釘付けになりました。これも詳細は次回。最後に竹橋の国立近代美術館で開催している「パウル・クレー展」。以前静岡で大規模な展覧会がありましたが、ここ近代美術館ではユニークな角度で設置された壁に、テーマごとに掛けられたクレーの作品群が鑑賞者の導線に合わせて展開していく演出がありました。この詳細も次回にまわします。夜はNHK教育「日曜美術館」で彫刻家保田春彦先生が取り上げられていたのを発見してテレビを見ていました。まさに今日はアートな時間を過ごした一日だと感じました。

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