樹海を歩いて感じたこと
2011年 6月 5日 日曜日
昨日から山梨県に2泊3日の県外出張にきています。今日は樹海の中を歩き、観光化されていない洞窟に入りました。富士山の噴火によって流れ出した溶岩の上に僅かな土が積もって生まれた樹海。鬱蒼とした木々の間を歩いていると雄大な自然の懐に抱かれた気分になります。巨木が大地に幾重にも張り巡らせた根が美しく、迷路のような景観を描いています。節くれだった部分とスラリと伸びた部分のバランスに絶妙な美を感じます。巨木に巻きついた蔓にも美しさを感じます。共生と繁殖による占有。命を全うして倒れた巨木が土化して、そこに新しい芽が育つ場面はさらに美しい景観です。人為的な造形は何ともちっぽけなものなんだろうと感じた一日でした。
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Tags: 散策
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on 6月 5th, 2011
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