桜満開の風景
2011年 4月 14日 木曜日
職場でも窓を開けておくと、桜の花びらが入ってきます。職場には巨木となった桜が数本あります。自宅の周囲にも桜があって目を楽しませてくれます。桜は不思議な木だと思っています。葉が出ないうちに枝という枝が白い花に被われて、桜満開という雰囲気を醸し出します。山々を見ると、あそこにもここにも桜があったと気づきます。普段気づかないところに桜があって、この時ばかりは桜であることを主張しているのです。桜はあっという間に散っていきます。この儚さがいいと感じる人は多いようで、桜が絵画になったり、詩に詠まれたりする所以であろうと思います。時が移る気配を堂々と示してくれる木でもあります。自分は公務員になってから年度初めの忙しさが付き纏い、桜を愛でることもなく時を過ごしてしまいます。視界を掠める程度の風景でしかないのです。休日に花見に行こうとしても、制作に追われていて、工房の窓から眺める程度です。定年になったら桜満開の風景をゆっくり楽しみたいと思います。
関連する投稿
- 週末 梅雨前線の活発化 週末になりました。昨晩から関東地方は豪雨に見舞われていて、夜中に警戒警報が鳴りました。土砂災害に纏わる避難勧告が出されていましたが、私が住んでいる地域は周囲に河川が少ないため、大きな被害にはならなか […]
- 週末 母の一周忌&窯入れ準備 週末になりました。今日は新作の制作ノルマがありましたが、昨年4月に亡くなった母の一周忌に当たるので、菩提寺に出かけて、お経をあげていただきました。その後で墓参りもして新しい卒塔婆を立てました。祖母の […]
- 一日のルーティンを考える 学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。 […]
- 週末 自宅リフォーム完成&陶彫制作 今日の午前中に自宅リフォームを担当してくれた業者がやってきて、最終チェックを行なった後、リフォームが完全に終わったことを伝えてくれました。自宅は30年前、亡父が残してくれた植木畑に建てました。因みに […]
- 夏季休暇最終日 新盆&陶彫加飾 5日間あった夏季休暇が今日で終わります。工房で新作の陶彫制作に邁進しつつ、「江戸東京たてもの園」に建築家前川國男邸を見に行き、別日に東京ステーションギャラリーの「きたれ、バウハウス」展、池袋の「自由 […]
Tags: 制作, 工房, 日常生活
The entry '桜満開の風景' was posted
on 4月 14th, 2011
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.