卵たちの搬入展示

以前のNOTE(ブログ)に「卵たちの初グループ展」という文章を載せました。工房によくやってくるボランティアの子が、初めてのグループ展をやることになり、工房に仲間を集めて打ち合わせを持ちました。そのグループ展が明日から始まるので、彼らは今日搬入と展示をやったはずです。仕事帰りに工房に立ち寄ると、ボランティアの子が作っていた陶による仮面55点がなくなっていたので、今日確かにギャラリーに搬入したんだと思いました。彼らはどんな思いでグループ展を迎えるのか、自分も初めて版画によるグループ展を東京の京橋のギャラリーで開催したことを思い出します。自分は彫刻ではなく版画でまず出品したこと、出品者が複数いることで心強かったこと等々で、あまり緊張もせずオープニングを迎えたことを覚えています。そのうち自分だけでやりたい欲求が出て、念願の彫刻による個展になっていくのですが、初めての発表は何となく忘れないものです。そんなことで若い彼らを応援したくなります。グループ展名は「2km」。場所はエリスマン邸。横浜山手にある外国人居留地のひとつをギャラリーにしているのです。明日から28日(月)まで。10:00~16:30(最終日は15:00まで)。お時間ある方はご覧ください。

関連する投稿

  • 佐藤和美展によせて 自分と同年代で、茨城県に工房を構えて作陶を続けている佐藤和美さんの個展に行ってきました。神奈川県藤沢から江ノ電に乗って、ひと駅目に目指すギャラリーがありました。閑静な住宅の中にある陶器専門の店でした […]
  • 週末 後輩たちのグループ展 今日の午前中は工房で制作。「発掘~混在~」の表層の彫り込みに四苦八苦していました。時間がかかるのは承知していましたが、こんなにも時間がかかるとは思いもよらず、この調子でいくと畳大6点が今月中に終わる […]
  • 益子の「陶器市」めぐり ゴールデンウイーク中に開催される栃木県益子の「陶器市」は大変な人出があるので、毎年夜明け前に横浜を出発することにしています。共販センター駐車場に店が開く前に車を入れて、目当ての店へと繰り出します。ま […]
  • 11‘個展評壇より 『木・陶による「構築シリーズⅡ」。陶は古代土器のようでテーブルの役割。そこから木が銛のような形で天を向く。巨大で壮観。』(美じょん新報 […]
  • イサム・ノグチ 日本での活躍 「石を聴く」(ヘイデン・ヘレーラ著 北代美和子訳 […]

Comments are closed.