カンディンスキーの研究書

書店に入ると、まず美術書のところに行く癖が自分にはあります。書棚に並んでいる美術書の中で、自分の興味関心のある芸術家に関するものやテーマ性のあるものには、思わず手が伸びてしまいます。実は衝動買いも少なくありません。画家カンディンスキーに関するものは、思わず手が伸びて衝動で買ってしまうことがあり、そうして手に入れた書籍は自宅の書棚に保存されていくのです。埃を被っているものもかなりあります。「カンディンスキー研究」(西田秀穂 著 美術出版社)は、いつ購入したものか忘れてしまいましたが、未だ読んだことのない書籍です。そういう未知の書籍もたくさんあります。これは瀧口修造全集の合間に読もうと思っています。カンディンスキーの理論は難解なものがあって敬遠しがちです。でも、カンディンスキー熱のある自分は、この本を絶対読まなくてはならないと感じています。年末年始に休庁期間があるので、この時読もうと思います。

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