横浜の「ポンペイ展」

先日は3つの美術館を駆け巡り、鑑賞三昧の時間を過ごしました。これは制作と同じくらい大切にしているもので、見たい展覧会が重なると出かけていきます。チケットを贈ってくれる知り合いがいることも大きな要因です。この日、3つ目に辿り着いたのは、地元横浜の美術館です。今となっては一番馴染んでいる美術館で、みなとみらい地区の高層ビルに囲まれた一角にあります。話題性のある現代美術をよく取り上げていますが、今回は「ポンペイ展」というイタリアの遺産を展示していました。横浜美術館は、いつになく混んでいて、やはりこうした悠久の時を刻んだ美術品は人気があると実感しました。灰に埋もれた街は、装飾品の数々がそっくり残っていて、そうした歴史を歩んだ作品は、それだけでロマンを感じさせるものがありました。剥がれ落ち一部が欠如した壁画を見ると、鮮やかな色彩に溢れていた当時を思い、風光明媚な都市だったポンペイをイメージしてしまいます。欠落した部分をイメージで補う意味では、美術品の鑑賞でありながら創造行為にもなっていて、楽しい時間を持つことができました。

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