2つのグループ展

今日は休日ですが、工房には行かず、知り合いが出品しているグループ展を2つ見て回ることにしました。幸い2つとも地元の横浜でやっているので、気軽に出かけて行きました。ひとつは以前借りていた作業場によく来ていた美大生が出品している卒業制作選抜展。彼女に会うのは久しぶりでした。美大でプロダクトデザインを学んでいる彼女は、「結風~風の運ぶすべてのものとあなたを結ぶ~」というタイトルで、障子をモチーフにした作品を出品。格子ひとつひとつが風により俄に揺れる工夫が凝らされていて、その微妙な動きと清楚な造形感覚が現代的な「和」を演出していました。古来からある幾何文様の美しさに自然な動きを加えた企画は、商品化を狙える要素を持っているように思えました。もうひとつのグループ展は書道展。「芳林書展」に出品しているのは自分と同じ管理職仲間です。理数系出身の彼が書を嗜むとは、ちょっとびっくりしましたが、その筆跡の美しさにも驚きました。「積文学」という3文字が、鮮やかな墨で勢いよく書かれた作品を見て、こういう一面も彼のどこかにあるのかと、改めて人の心の多様さを考えました。二束の草鞋は自分だけではないと勇気づけられた一日でした。

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