三連休 最終日は窯詰め

今日は三連休最終日。陶彫の作業は昨日成形した作品の修整のみに留めて、今日はむしろ今までの修整済みの作品に仕上げを行い、化粧がけをしました。いよいよ作品のいくつかを窯に詰めるための最終作業です。窯の大きさを考えて、とりあえず今日は5点仕上げました。自分の作品は釉薬を使わないので、焼成時間の微妙な長短にはあまり気を使いません。完全に乾燥しているのを確認した上で、素焼きを省略していきなり本焼きを行うのです。本焼きの温度の上昇時間はたっぷり取ります。ただ窯詰めで気になると言えば、陶彫は炉内に隙間が多く出て、もったいないと思うことです。こればかりは器のようにぎっしり詰めることができません。大小のパーツを上手く組み合わせて詰めていきますが、それでも無駄な空間があります。もっと時間があれば、工芸的な小品をたくさん作れて炉内の空間をうめることもできるのですが…。何はともあれ焼成が始まったことで、やっと陶彫を作っている意識が芽生えてきました。今日はRECORDの彩色の続きも行いました。一日1枚ずつペンで描いている今年のRECORDですが、彩色は数枚まとめてやっています。これも新たな展開が始まっています。作業はまた来週末に持ち越しですが、今は一晩かけてやっている焼成が上手くいくことを祈るのみです。

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