今年の読書について

昨年からずっと読んでいる「瀧口修造全集」の読破が、さしずめ今年の読書目標です。昔どこかで読んだ評論が全集に掲載されていると、若かった頃を思い出して懐かしく感じます。でも当時はわかっていたような、わかっていなかったような気分でいました。今冬は瀧口修造に暮れ、瀧口修造に明けました。まだ全集は2巻目です。やや厚い全集の一冊を携えて、あちらこちらに出かけては読める時に読んでいます。自分は本が大好きで、いつも本を読んでいる途中で別の用事をしていて、その本を放置している傾向が昔からあります。集中して一気に読むことは最近なくなりました。とつおいつ読む習慣に変わってきています。本を鞄に入れておくと安心する妙な癖が自分にはあります。昔から書店にふらりと入って、しばらく時間を潰すのが得意です。そこで今年の読書はどんなものになるのか、計画は立てられませんが、しばらくは瀧口修造の呪縛を受けて、その後は途中まで読んだ本の続きを読もうかと思っています。買いだめした本もいっぱいあります。今年も出来るだけ時間を作って本を読みたいと考えています。

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