座間市での研修会

今日、神奈川県公務員の管理職研修がありました。横浜から座間に出向き、終日職場を離れて研修に参加させていただきました。午前中は講演会がありましたが、職場とはまるで関係ないと思われた講演が、大きな視野で捉えれば、決して無関係ではないことに気付きました。講演では、人類学者が人類の進化を現在の調査を踏まえて、わかりやすく解説してくれました。猿人→原人→旧人→新人に至る進化は、様々な環境の下で枝分かれし、数々の種が誕生して、食物資源をめぐって競合し、大部分は絶滅し、現在では我々ホモ・サピエンスだけが生存しているというものでした。人類の辿ってきた壮大なドラマに、しばし仕事を忘れて聞き入りました。骨の変遷史という視点では、現在の若者は顎の骨が退化しているらしく、これは日頃の食生活が大いに影響をしているようです。そういえば、自分の滞欧中に食べていたバゲットや黒パンは顎が疲れるほど硬くて噛み砕いて空腹を満たしていたように記憶しています。帰国して感じたのは、日本の食物の柔らかさと口あたりの良さでした。これが顎を退化させ、それが原因となって起こる障害もあると聞き及びました。大きな視点から捉えた人類の未来像。そんなことを考えながら過ごした一日でした。

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