静岡県のロダン館

大学で彫刻を学び始めた頃、自分にとってロダン、ブールデル、マイヨールの3大巨匠は避けて通れないほど存在感がありました。最初に自分に影響を及ぼしたのはロダンで、勢いのある量感と動きに圧倒されていました。ロダンを師と仰いだ荻原守衛にもその片鱗が見られ、そうしたことからロダンより身近に感じた荻原守衛に憧れたのでした。静岡県立美術館にロダン館が併設されているのを知っていたので、今夏静岡県立美術館を訪ねた折、ロダン館も見てきました。有名な「地獄門」は室内に設えてありました。東京の西洋美術館では野外にあるので、若干印象が異なって見えました。今見ると中には過剰と思えるほど動きのある塑造に不自然さを感じながら、それでも若々しい息吹を感じる作品が多く、それらを通して自分が彫刻の醍醐味を感じた最初の気持ちに戻れたことが何よりの収穫でした。日本人はロダンが好きなのか結構観客が入っていて、彫刻専門の美術館としては珍しいなぁと思っていました。

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