中国伝統楽器の夕べ
2009年 10月 12日 月曜日
三連休最終日は制作を休んで、午前中は東京上野の美術館3館を駆け回り、午後は中国の伝統楽器の演奏会に出かけました。家内の知人で胡弓仲間の人が中国伝統楽器を独奏するというので、横浜の神奈川県民ホール(小ホール)に行き、二胡や板胡、高胡、二泉琴の音色にしばし時間を忘れました。最後にミニコンサートをした師匠の陳臻さんの演奏が大変素晴らしく、これを聴くことができて良かったと思える夕べになりました。家内のやってる胡弓と中国の伝統楽器はかなり異質なモノで、たとえば二胡はピアノと合奏していました。胡弓は三味線と合奏するので、二胡の方が音色としては西洋楽器に近いのかもしれません。また自由さもあるように思えます。陳臻さんの演奏した「三門峡暢想曲」は、フィナーレを飾るのに相応しい大作で、音色の緩急が胸中に染み入りました。ご本人の言う「日本と中国の懸け橋となるように…」という意図が演奏を通じてよくわかりました。自分のやっている造形美術もそうですが、音楽にも国境はないとつくづく感じます。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 「文化的総合」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「2 […]
- 「初期作品ーさまざまな試み」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第1章 初期の彫刻(1877~1885)」のうち、今回は「2 […]
- 飛躍の6月を振り返る 今日で6月が終わります。今月は7月個展のために図録を作成し、案内状も自宅に届きました。個展に出品する作品の梱包を始めていて、現在は陶彫部品を収納する木箱の製作に追われています。木材を調達しながら木箱 […]
- 週末 土練り&彫り込み加飾 やっと週末になりました。今週はウィークディの仕事の休憩時間を使って、論理学の書籍を読み続け、NOTE(ブログ)に読んだ箇所の引用文章を毎晩掲載していました。よく読み込むと難解と思われるところも意外に […]
- 創作一本の4月制作目標 基本的に毎日制作が可能な4月からの制作目標を、例年の慣習に従って立てていきたいと思います。毎日制作できるとなれば陶彫部品を集合させる新作は完成できるのではないかと思っています。今年7月に開催するギャ […]
Tags: 制作, 書籍
The entry '中国伝統楽器の夕べ' was posted
on 10月 12th, 2009
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.