「土器の始まりと造形」展

一昨日、都立美術館、都現代美術館を見て歩き、最後に池袋に行きました。美術館のハシゴも3館までが限界だなぁと思うようになりました。学生の頃はさらに画廊を10軒ほど走るように回り、家に帰るか倒れるかという鑑賞姿勢を誇ったものでしたが、家内の不平を聞くこともあって、せいぜい展覧会は一日3つまでにしたのです。人で賑わうサンシャインシティ内の雑踏から、古代オリエント博物館に行くと、あまりの静寂にホッとため息がでました。階下のキャラクターグッズで溢れるところから、悠久の時を刻んだ古代の器たちのいるところに来て、何故か身体から一気に疲れがでました。眠気も出ました。もちろん退屈だったのではなく、心が解きほぐされたような気分でした。考古学的な興味ではなく、シンプルな美しさに打たれたのです。とりわけ日本の縄文土器はやはり世界の土器の中で見ても面白く感じました。アンデスの土器の文様も楽しく、人や動物を模った壺は日常品というより饗宴の場で使ったものではないかと思いました。           Yutaka Aihara.com

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