相原工房の出発

亡父の残してくれた畑の一部に倉庫を建てたのは7月でしたが、いろいろ整備をして、やっと作業ができる空間を作りました。倉庫に収納する荷物はまだまだありますが、今日そこで木彫の第一歩を踏み出しました。前に使っていた作業場より快適です。建物の用途は倉庫ですが、気持ちの上では相原工房と思うようにしました。木彫作業と併行して、かつて実家の車庫から運んできた「発掘〜地下遺構〜」と「発掘〜円墳〜」を梱包していたダンボール箱が壊れていたので、ボランティアの子にお願いして、梱包を解いてダンボールを畳んでもらいました。近いうちに木箱を用意しようと思います。木彫の方は荒彫りを始めました。鋸を挽き、挽き目に合わせて鑿で木材を削っていきます。今日のところはまず2本。すべて荒彫りが終わったわけではありませんが、相原工房に立ちこめる快い空気に慌しい気持ちが消えて、今日はこれでよしとしました。明日は母と亡父の墓参りに行きますが、その前に相原工房に立ち寄って仕事をしていきたいと思っています。        Yutaka Aihara.com

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