地形への興味

自宅近くの山林が開発されて介護住宅が建設されることになっています。山を削り取った崖にはコンクリートのブロックが積まれています。景色がみるみる変わっていくのを通勤途中に見ています。むき出しの崖の斜面は関東ローム層の赤土があって、ブロックが積まれる前に、その美しい姿を見せています。どうも自分はこうした地形に興味があるらしく、現場をしばらく眺めていたい願望に駆られます。バスの時間を気にしながら、やや立ち止まり、崖に穴を空けて人が住めるようにしたらどうだろうと思ったりしています。トルコで見たカッパドキアのように。日本は湿気があって、しかも赤土では無理なことはわかっていても丘陵を利用した建物が出来ないものかと思います。自分の陶彫がところどころ顔を出していたら素敵なのにとイメージを膨らませることがあります。地形を考えた作品の設置は、自分の今後考えたいテーマなのです。                          Yutaka Aihara.com

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