造形活動への渇望

4月1日から職場が変わり多忙を極めています。朝、自宅を出て職場に着くと何もしないうちに夜になっています。そう感じるのです。帰宅中の電車の中で彫刻制作への渇望が湧いてきて、どうしようもありません。週末はやり残した仕事を片付けに職場に行きますが、明後日の日曜は何としても制作をしないとストレス解消になりません。どんな状況でも作品をやっていたいと思えるのが不思議で、たとえば獄中にあったとしても自分は作品をやっているのではないかと思えるのです。作品制作は楽ではありません。むしろ公務とは別の頭脳も身体も使うので、それはそれで結構きついのです。でも自分はそうした造形活動をずっとやっていきたい気持ちでいっぱいなのです。改めて自分の造形活動への渇望に気づいて我ながら驚いている次第です。  Yutaka Aihara.com

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