文豪が愛した伊香保温泉

竹久夢二に続いて、伊香保を語る上で欠かせないものが、明治時代の文豪たちと伊香保温泉の関わりです。その中で小説家徳富蘆花は代表作「不如帰」に伊香保を登場させているくらい彼の地に思い入れが強かったらしく、徳富蘆花の住居も記念館に残されていました。私たちは記念館の喫茶室の窓側席を取り、外で戯れている野鳥を見ながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。記念館内に保存されている住居の中に、徳富蘆花が臨終を迎えた部屋があって、何とも言えない気持ちになってしまいました。当時の伊香保を偲ばせる資料を見ると、夏目漱石、芥川龍之介を初め名だたる文豪が訪れていたことがわかり、伊香保温泉と文学との深い関わりを思わないわけにはいきません。山裾に広がる石段の続く小さな温泉街。そこに情緒を求めてきた人たち。伊香保温泉は自分にもいい時間を与えてくれたように思います。 Yutaka Aihara.com

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