初期の油彩画について

ヨーロッパ生活から帰国した1985年から、その頃はまだ技術が覚束無い陶芸と併行して油彩画をやっていました。これを初期とよんでいいのかどうかわかりませんが、現在の陶彫作品の前にやっていた作品なので、初期と考えることにしました。その頃は画布に砂を硬化剤で貼った上から油絵の具を塗り、土肌のような鉄錆のようなマチエールを作っていました。描くものは古い機械の一部であったり歯車であったりして、現代美術とはまるで縁のないことをやっていました。ヨーロッパで見てきた表現主義やアールデコの要素を取り入れて、自分なりにやってみたいことをやっていた感じでした。これがいづれ陶の立体になると目論んでいたので、ほとんどの油彩画は未発表です。それらは今も倉庫の奥に埃まみれで眠っています。現在の陶彫や木彫作品が存在するのはこうした初期の作品があるからこそと考えています。 Yutaka Aihara.com

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