屏風と襖絵

日本画の表現媒体である屏風と襖絵。日本家屋の中で室内を装飾する重要な要素です。屏風は空間を仕切る衝立として用途があって、しかも折り畳めて仕舞いこむことができます。狭い空間を巧みに利用した素晴らしい発明品だと思います。屏風は画面の折れ目に立体的な空間の解釈が成り立ちます。自分が魅かれるところはここです。現代の空間にも現代生活に合った屏風の表現があってもいいと思います。襖絵は部屋を仕切ると言う意味で、やはり魅かれる表現です。襖を開けると、その向こうにまた別の世界が現れて、まるでドラマに誘い込むように様々な世界を描いては部屋の雰囲気を変えていきます。そしてこの世界はやがて庭園に続くように意図されています。襖絵は固定された構えを見せ、一方の屏風は可動式の出店のように展覧される媒体です。多くの人を呼び込む襖絵と多くの人のもとに出かけていく屏風。この2つの表現が自分は気になり出していて、いづれ自分なりの方法で試してみたいと思っています。

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