横浜の「絹谷幸二展」

地元横浜のデパートで「絹谷幸二展」が開催されているので見てきました。独特な色彩はますます冴えわたり、補色同士のぶつかり、構成のメリハリが圧倒的な力で迫ってきました。絹谷絵画は、日本人好みの肌理が細かく渋く地味な絵画という概念をひっくり返した世界で、明るい太陽に照らされたカーニバルのような絢爛たる絵画です。最近の「祭り」のシリーズにも奔放な色彩が施され、絹谷絵画らしさが面目躍如としていました。自分もこのくらい強烈な色彩が使えたらいいなと思いつつ、会場をぐるりと回りました。見終わった印象は、たくさんの色彩を使っていながら、不思議と不自然さは感じられず、むしろしっとりとした感じが残りました。色彩が作者によって巧くコントロールされ、心地よい色面構成を作っていたせいかもしれません。

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