久しぶりの窯入れ
2009年 2月 2日 月曜日
陶彫が始まり、少しずつパーツが出来上がっています。自分の陶彫による作品はパーツをたくさん作って、それを組み立てて大きな作品にまとめていくのです。まずパーツ作りは土練り、たたら(または紐)、成形、加飾、乾燥、表面処理(化粧がけ等)をします。今日はそこまで出来上がっているパーツがいくつかあったので、仕事の後に久しぶりに窯入れをしました。陶彫は陶芸(器)と違い、かなり無理なカタチをしているので、窯の中で変形したり、割れたりすることがあります。釉薬はかけずに焼き締めに拘っているので、釉薬が流れたり、微妙な景色を作ることはありません。カタチ通りにきちんと焼けてくれたらOKなのです。さて、窯出しが楽しみです。何回もやっている焼成ですが、そのたび不安と胸躍る興奮が交互にやってきます。それが陶彫の醍醐味でしょう。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 体調不良の時の成形作品 今朝、出勤前に工房に立ち寄りました。先日、陶彫の成形をしてビニールをかけた作品がどうなっているのか心配で、体調が多少回復したら見に行こうと思っていたのでした。水を打ってビニールをかけておいたので乾燥 […]
- 週末 仕上げの時間の確保 今日は朝から夕方まで工房に篭って制作していました。土練、タタラ、成形、彫り込み加飾を繰り返す制作サイクルの中で、いつから仕上げ工程である化粧掛けや窯入れに入るかを考えながら制作を進めていました。問題 […]
- 三連休 集合彫刻の統括 三連休の中日です。今日も朝から夕方まで制作三昧でした。擂り鉢状の新作は陶彫部品を組み合わせた集合彫刻です。集合彫刻は私が20年以上も関わってきた表現方法で、部品をひとつずつ作って、それらを統括してひ […]
- 造形の素材変換 かつて木彫によるテーブル彫刻「構築~包囲~」と「構築~解放~」を作りました。サークル状の厚板を複数の細い柱で支える構造で、量というよりは線と面で構成される軽やかな作品として作ったつもりです。この作品 […]
- 遅々として進まぬ荒彫り 三連休の中日です。朝から工房に篭って木彫の荒彫りをやっていました。なかなかイメージ通りにならず、何度も木材に鉛筆で線を書き込んでは消していました。蔓のような木の根のようなモノが蛇行して這っていく状況 […]
Tags: カタチ, 作品, 陶彫
The entry '久しぶりの窯入れ' was posted
on 2月 2nd, 2009
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.