陶彫による新作始動

まだグループ展開催中ですが、「構築〜起源〜」が自分の手を離れてしまったので、気持ちは陶彫による新作に移りました。ひとつ終わると次を考えてしまうのが永年の癖になっていて、それが仕事を継続させていく原動力になっていると思っています。実は陶彫はもう作り始めていて、イメージは出来上がっています。これも自分の制作工程の特徴で、ひとつの作品が完成する前に次作をスタートさせてしまいます。その方が気持ちの切り替えが素早く出来るのです。ずっと自宅の小部屋で作っていた陶彫部品を作業場に持ち込んで部品同士を構成することから始めていこうと思います。土台はいつものように厚板を使って砂マチエールをつけていく予定ですが、今回は土台に高さがあります。幅が少なくちょうど床に直方体を立てて置いたようになります。天板に陶彫集合体を置く彫刻です。陶彫内部に照明を仕込む予定もあります。これは7月の個展を目指して作っていこうと考えています。    Yutaka Aihara.com

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