新作の最終チェック
2009年 1月 17日 土曜日
やっと新作「構築〜起源〜」がほぼ完成しました。116本の杉材の柱の裏に押印して番号をつけた和紙を貼り、その番号と照らし合わせて土台の裏にも同じ押印の和紙を貼りました。これで搬入の際に、土台のどの穴にどの柱が納まるのかわかるようにしてあるのです。搬入は自分ひとりでは出来ず、運送業者や美大生が手伝いにきてくれます。彼らに組み立て方を示すことによって、自分の指図なしで作品が出来上がっていくのです。今回の作品はテーブル彫刻ではないので、板材を支柱で浮かせることはありません。その分搬入作業は楽ではないかと思うのですが、どんなもんでしょう。今日はすべての柱の番号の確認と、土台の油絵の具に塗り残しがないかどうかのチェックを行いました。明日は梱包作業です。
関連する投稿
- 週末 柱修整仕上げ&印の彫り 連休2日目は制作三昧の一日でした。「構築~解放~」の壊れた柱1本を修整して、何とか仕上げまでもっていきました。細部はまた明日に継続します。午後は新作「構築~楼閣~」の陶彫部品に貼る印を彫りました。今 […]
- 見えない落款 個展に出品する「発掘〜遺構〜」のテーブルを支える柱48本。何とか補強も終わり、明日から梱包作業に入れることになりました。この48本の作品にもサインが必要と考えて、和紙に落款を押し、番号をつけて貼る方 […]
- 6月の創作プラン 6月になりました。職場にも慣れてきました。まず、今月の創作プランですが、RECORDの現在のシリーズに捺印する落款を作らねばなりません。1月から始まっている3年目のシリーズですが、まだ印を作っていな […]
- 2つの新しい印を作る 石による印材に自分の名前を自ら彫り、新しい作品が完成した時に裏側に印を貼っていくのが、私が今まで続けてきた方法です。私の作品が集合彫刻で陶彫や木材で成り立っているため、その組み立てにそれぞれの部品に […]
- 次のステップに向かう6月 6月になりました。そろそろ入梅が発表されてもおかしくない季節です。6月も今まで同様、工房に勤務時間があるが如く決まった時間に通う予定です。今月やらなければならないことは個展の出品作品の修整補填で、厚 […]
Tags: 作品, 個展, 印
The entry '新作の最終チェック' was posted
on 1月 17th, 2009
and last modified on 1月 30th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.