「象徴主義」を窓口にして…

連休の作業中に、知り合いの美大生がやってきて「象徴主義」について調べていきました。「象徴主義」はG・モローに代表される19世紀末に登場した神秘的な主題を扱った一連の作品を指しますが、広い意味の象徴は古代から現代に至る全てのアートに当てはまるものではないかと思います。自分の作る彫刻にしてもイメージから発想したカタチに象徴としての意味を与えているわけですから、これも「象徴主義」の流れを汲むものと言えるのではないかと思えるのです。自分は様式を辿る美術史がある一方、美術哲学史があると考えます。人が作るモノに対して思考面から考え直すと平面的で一本化されたモノ作り史が有機的に結びついて、古代から現代までを角度を変えてみることが出来ると思います。「象徴主義」や「表現主義」や「構成主義」等を視点を変えてみたらどうだろうか、そんなことを考えながら今日も新作の単調な作業を続けた一日でした。                 Yutaka Aihara.com

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