勤務時間後の炙り作業

公務が始まったので、新作「構築〜起源〜」の制作は勤務時間が終わってからです。今日は修整彫りが終わっている柱を少しずつバーナーで炙っていく作業をやりました。外はもう暗くなって寒さが身に沁みる時間帯でしたが、時間的に余裕のない自分にとっては仕方のないことです。木を焦がす作業は到底室内ではできません。バーナーで炙っては金ダワシで擦り、また少しずつ炙る、この繰り返しです。塗料の黒ではない自然な黒を獲得するためにやっているのです。最後に煤を掃って定着液を塗って終了。とりあえず今日は8本。地道な作業ですが、これが作品の決め手になるので手を抜くわけにはいきません。明日も会議の後にこの作業をやろうと決めています。何回かブログにも書きましたが、彫刻は労働の蓄積だなとつくづく思います。   Yutaka Aihara.com

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