夜の制作で思うこと

仕事を終えて自宅に帰ってから、アトリエに籠もって制作をしていると、いろいろなことを思います。仕事でやらなければならない課題があって、締め切りに追われているか、または招待状や年賀状の準備など何かあれば気持ちが動いて、何とか自宅で作業をしているのですが、日々の習慣として制作となるとなかなか定着しないのです。まず、自宅は心身を休めるところだと脳が認識していて、仕事モードにならないことが原因です。夕食を済ませて風呂に入ると、もうぼんやりと過ごしてしまって、アトリエに行こうとは思わなくなります。制作は時に苦悩することがあるので、これは昼間の公務とは違った意味で大いなる仕事です。一日の終わりの憩いの時間帯に苦悩を伴う作業はしたくないと感じるのも確かです。でも、二束の草鞋を履いている自分はここが気持ちの分かれ目で、気持ちをコントロールをしなければ創作活動は進みません。毎晩わずかの時間でも素面で陶土に向えるようにしたいと願っています。                           Yutaka Aihara.com

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