クレーのコトバより

自宅のリビングにいつも「クレーの詩集」が置いてあります。食事の前にちらりと見て、その短い言葉のもつ魔力に触れています。詩集はかなり若い頃に書かれたもので、まさに青春時代のパウル・クレーのちょっとシニカルな面を感じ取ることができます。恋愛の詩も多く、クレーが異性に対して抱いていた様々な感情が読み取れて面白いと思います。造形美術に関する詩もあります。断片的なコトバとして感じ取った方がいいかもしれません。コトバと視覚が有機的に結びついて、クレーの心象を吐露しているように思います。もっとコトバと身近な付き合い方をしたい自分には羨ましい限りですが、クレーのような若々しい頃の何ともやるせない感情を、その時期にコトバに出来なかった自分は、今の少し鈍った状態をどんな風にコトバにしたらいいのかわかりません。でも詩から受けるイメージは大好きなのです。  Yutaka Aihara.com

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