オブジェの定義

先日読み終えた美学出版「終わりきれない近代」の中でオブジェについて触れた文章があります。「オブジェというフランス語は、英語のオブジェクトに相当します。自分から見て前方に投げ出されたものというのが語源。だから、対象、客観、目的、目的語、そして物体という非常に重要な概念が、みんなこの一語で代表されます。〜略〜ところが、オブジェというごく普通のフランス語は、二十世紀の前半に特殊な造形手法を指す言葉としてフランスの美術界で用いられて以来、もともとのオブジェの語義とは少しずれたところで、翻訳不可能な概念を見につけてしまったのです。」(著・峯村敏明)自分も普段何となく使っているオブジェという言葉を思い返してみて、なるほど自分もそんな概念でオブジェを捉えていたのかなと感じました。でも、オブジェという現代美術界にしか通用しない言葉を、自分はあまり好みません。何でもオブジェで通用するというのが自分にはしっくりこないのです。やはり自分は「陶彫」という自分にとってわかりやすい言葉を使っていきたいと思います。

関連する投稿

  • 9月はいつ涼しくなるのか? 9月になりました。今日はやや涼しくて凌ぎやすい一日になりました。今日は「防災の日」でもあり、今を遡る97年前に関東大震災があり、それが起因となって「防災の日」が設定されたようです。職場でもコロナ渦の […]
  • 15回目の個展開催の7月 7月になりました。新型コロナウイルス感染の影響で、個展があるのか心配していましたが、無事に開催できることになり、今月は15回目の個展を開きます。NOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、7月1日は個展 […]
  • 週末 8月になって… 週末になりました。今日から8月です。梅雨明けが遅れ、先月末までぐずついた天気が続いていました。8月は5日間の夏季休暇が取得できます。7日あたりから翌週にかけて夏季休暇を取ろうと思っています。毎年アジ […]
  • 仕事再開の6月に… 新型コロナウイルス感染症の影響で、6月になって漸く仕事が通常勤務になりました。ただし、感染症対策は怠りなくやっていかなければならず、完全に仕事が回復した状態ではありません。それでも職場で全員が顔を合 […]
  • コロナ禍の6月を振り返る 職場が少しずつ正常を取り戻していく中で、やはりコロナ禍の影響はまだ残っています。今月は職場関連の会議が漸く可能になり、外会議も増えてきました。人と人とが顔を合わせて話し合う大切さを改めて感じた1ヶ月 […]

Comments are closed.