フェルメールの物語画

先日行った東京都立美術館で観たフェルメールの絵画のうち印象に残ったのは初期の絵画でした。比較的小さめの風俗画で知られるフェルメールは、初期の頃には宗教を題材にした大きめの物語画を描いているという意外な面がわかりました。「マルタとマリアの家のキリスト」は一見するとフェルメールに見えない雰囲気を持っていますが、よくよく見るとその光や人物の捉え方がやはりフェルメールであると言えます。イタリア的な雰囲気の絵画は、フェルメールの修行時代であったのでしょうか。それでも宗教的な題材にも関わらず、キリストを取り巻く家族の像のような親しみやすさが表れていて、その後の日常を描いた有名なフェルメールの絵画に通じるものがあると思いました。                            Yutaka Aihara.com

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