陶彫の成形・加飾
2008年 10月 13日 月曜日
いよいよ陶土をタタラ(板状)にして成形を始めました。自分は電動ろくろをまったく使いません。陶彫にはタタラか紐作りが合っています。陶彫も集合彫刻なので、まず全体をパーツに分けて、そのうち今日は大きめなパーツを2つくらい作ることにしました。最初は柔らかかった陶土はしだいに硬くなり、直方体として作ったものがきちんと立つようになります。あまり乾きすぎると全体のカタチを修正するのが難しくなるし、加飾もやりにくくなります。霧吹きで水を与えながら、すばやく成形をしていきます。木彫以上に時間が経つのが早く感じられます。陶彫は一度始めると陶土の乾燥を見ながら作業を進めるので、こちらの都合で休憩を取るわけにはいかず、また先を急いでも放置しなければならない時があって、なかなか難しい素材だと実感しています。加飾は鉄ベラ、木ベラや掻き出しベラ等を使って、丹念にやっていきます。この作業も時間があっという間に過ぎていきます。三連休は今日で終わりですが、陶彫は明日から自宅の小さなアトリエで毎晩やらざるをえなくなりました。 Yutaka Aihara.com
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Tags: カタチ, 木彫, 陶土, 陶彫
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