京都 1年ぶりの再会
2008年 8月 21日 木曜日
京都には滞欧時代によく遊んだ版画家の渡辺聖仁さんが住んでいます。昨年は久しぶりに会って旧交を温めましたが、今年は1年ぶりの再会です。まず自分の図録を渡して個展の報告。すると渡辺さんも11月に名古屋で個展の計画があると返答がきました。今まで木版画一本でやってきたのが、今度の個展ではタブローを10枚程度仕上げる予定だとか。木版画は大胆な構成と綿密な技法が冴えた作品ですが、タブローもきっと渡辺さんのことだから密度の濃い画風になるだろうと想像がつきます。版画より自由な1点制作につい期待をしてしまいます。自分も陶彫から木彫に制作が移動しているということを話したら、渡辺さんは興味を示してくれました。木版画に木彫、お互い木材を扱っていることで共通する何かがあるのかもしれません。自分も来年の個展から作風が変わることもあって、お互いにとって飛躍の年になればと願いました。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 市民ギャラリーのグループ展 横浜市民ギャラリーのグループ展に行ってきました。自分の後輩たちが出品しているのです。今日が最終日ということで彼らに会うのが楽しみでした。ひとりは木彫をやっている作家で、昨年二科展に出品していました。 […]
- 週末 新作へ向けて 今日の午前中は7月個展に出す作品の梱包を行い、午後になって来年の新作に向けて歩き出しました。新作は木彫レリーフによる三双屏風で、陶彫部品を埋め込むのは「発掘~混在~」と同じですが、木彫部分がかなり異 […]
- 風薫る5月初め 5月になりました。今日と明日は通常出勤なので、今日は連休に挟まれているものの職場でしっかり仕事をしています。この時期は重要な調査を抱えているので、2日間の出勤はやむを得ないと思っています。5月は風薫 […]
- 「構築~楼閣~」について 今年7月の個展で発表する木彫と陶彫による作品の題名を「構築~楼閣~」にしました。「楼閣」とは高い構えの建物という意味です。現在制作中のこの作品は、昨年発表した「構築~瓦礫~」のように割れた球体をいく […]
- 出品作品のメンテナンス 19日に群馬県高崎市に運搬する「発掘〜鳥瞰〜」を倉庫から出して、梱包を解いて破損がないかどうか確認しました。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に出品してから3年が経っています。部分的な修復をして再 […]
Tags: 作品, 個展, 制作, 展覧会, 書籍, 木彫, 木材, 画家, 陶彫
The entry '京都 1年ぶりの再会' was posted
on 8月 21st, 2008
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.