汗が滴る作業場にて…

昨年の夏も同じようなブログを書きましたが、今年も空調のない作業場の蒸し暑さを書かないわけにはいきません。木彫が始まると木屑が飛び散り、汗が滴り、シャツを何枚も替えて作業に取りかかっています。汗が吹き出て、水分も補給するので熱中症にはならないかなと思いつつ、自分に課した一日のノルマを達成しようと無理をしてしまいます。今日の横浜は今夏最高の気温だったそうで、なるほど鑿を振るっていると、生暖かい空気の中で呼吸が苦しくなるような気がしました。先日まで研修に行っていた造園土木の会社は炎天下の除草作業で、やはり汗が滴りましたが、言われるままに動いている気安さがありました。自分が今進行中の創作行為は、室内での作業とは言え、イメージをしつつ考えて彫り進む作業で、これはこれなりになかなかつらいところがあるのです。明日も汗の滴る作業場に来て、木を彫る予定です。無理をしないように、自分にそう言い聞かせながら頑張ります。   Yutaka Aihara.com

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