「バウハウス・デッサウ展」

上野にある東京芸大美術館で「バウハウス・デッサウ展」が開催されているので見てきました。平日というのに結構人が入っていて正直驚きました。日本ではマニアックな分野だと認識していたのですが、時代はよもやバウハウスなのかと思わせる混み具合でした。展覧会を見て思ったことはバウハウスは造形美術の教育機関なのだと改めて感じたことです。学校である以上、学生に対し懇切丁寧な実習を課しており、それが自分たちが日本の美術学校で学んだことと大して変わらない、いやバウハウスがあったからこそ日本のデザイン教育が成立していると言った方が適切と思える事実を知ることが出来ました。色彩や紙立体や素材研究は日本の美大の工業デザイン等で学ぶカリキュラムで、しかもバウハウスの学生作品が普通に見えるのは、今もそれがコンセプトとして受け継がれているからだと思いました。デザイン教育の原点を見たような気がします。

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