モデイリアーニとアフリカ美術
2008年 5月 1日 木曜日
国立新美術館「モデイリアーニ展」は数々のモデイリアーニの代表作が見られるのと同時にアートショップが楽しい雰囲気でした。モデイリアーニのデッサンのレプリカが多く壁に掛けられ、そこに雑じってアフリカ彫刻や仮面がありました。それを組み合わせた演出が何ともいいのです。モデイリアーニはピカソやブラックと同じ時代に生き、彼ら同様アフリカ美術の始原的な生命力を発見した一人です。直観的なカタチの取り方、純粋を追求したフォルムはまさにアフリカ彫刻そのもので、デッサンを見ても形態の把握に勢いを感じます。叙情的な西欧美術とは違う考え方、感じ方を作品に持ち込んでいると思います。実際のアフリカ彫刻とモデイリアーニのデッサンを対峙して見られるのが奇妙にもアートショップなのです。そこでデッサンのレプリカを買い求める人が結構いました。演出効果かもしれません。 Yutaka Aihara.com
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Tags: カタチ, 作品, 展覧会
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