空間を変容させる装置

自分が作っている集合体による彫刻は、部品と部品を繋いで、ひとつの作品としていますが、それは物量として見せているのであって、単体でも同じものだと思っています。集合体の特徴はあるにしても、最終的にはひとつのまとまりにしているのです。この集合体を拡散させて空間に配置したら、また別の空間が現れてくると思います。彫刻が空間を変容させる装置とするならば、置かれる場所・環境によって集合や拡散があってもいいのではないかと考えます。そのいずれにも耐えられる作品が作れることを願っています。現在進行中の「構築〜起源〜」は拡散に向かう集合彫刻のつもりです。空間を変容させる装置、あるいは環境によって提示の仕方を変える彫刻。大地に置かれる、横たわる、掘り込む、壁に掛ける、寄りかかる、埋め込む等あらゆる提示が可能な装置を作りたいと考えています。            Yutaka Aihara.com

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