横須賀美術館「若林奮展」
2008年 3月 2日 日曜日
今日も昨日に続き、杉材を3本荒彫りして作業場を後にしました。夕方、高速道路を飛ばし、横須賀まで行きました。現在、横須賀美術館で開催している「若林奮 VALLEYS展」を見るためです。かなりまとまった彫刻や素描や版画が展示されていました。自分が学生時代に見た「振動尺試作」もありました。美術館の外に設置されているVALLEYSの模型もありました。相変わらず考えを巡らせてしまう作品群を目の前にして、この不思議な雰囲気に何度となく魅了されてしまうのは何故だろうと思いました。作品そのものを見るのではなく、作品が動機や思考を伝える装置であるのが、その理由のひとつだろうと思うのです。物事に対する考え方の提示と言ってもいいのでしょうか。謎が多いところもあって、どんな解釈をしたらよいのか思案してしまいます。そこが魅力なのかもしれません。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 「マーク・マンダースの不在」展の図録から 先月の13日(火)に東京都現代美術館で見た展覧会の図録が郵便で送られてきました。展覧会についての自分の感想は既にNOTE(ブログ)にアップしていますが、「マーク・マンダースの不在」展について、自宅に […]
- イサム・ノグチ 日本での活躍 「石を聴く」(ヘイデン・ヘレーラ著 北代美和子訳 […]
- 東京駅の「きたれ、バウハウス」展 先日、東京駅にあるステーション・ギャラリーで開催中の「きたれ、バウハウス」展に行ってきました。バウハウスとはドイツ語で「建築の館」という意味です。1919年に建築家ヴァルター・グロピウスによって設立 […]
- 週末 過密な鑑賞スケジュール やっと週末を迎えました。年度末が近づきウィークディの仕事が少しずつ多忙になってくると、週末が楽しみでなりません。今月に入って美術展に行っていないので、今日は行きたい展覧会をチェックして、丸一日かけて […]
- 上野の「奇想の系譜展」 先日、東京の4つの美術展を巡った時、私が一番身近に感じた展覧会は、東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」でした。嘗て読んだ美術史家辻惟雄氏による著作「奇想の系譜」は、日本美術史に斬新な視点を与え、そ […]
Tags: 作品, 展覧会, 書籍
The entry '横須賀美術館「若林奮展」' was posted
on 3月 2nd, 2008
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.