至福のひと時

横浜市民ギャラリーには雪にも関わらず多くの方々が来られました。児童生徒作品展を見たついでとはいえ、私たちのグループ展も盛況でした。自分にとって一番嬉しいのは、自分に関わりのある若い世代の来客です。美大生や美大を目指す10代の子たち。自分と同じ道を歩もうとしている彼らは期待とヤル気と不安を抱えてやってきます。出来るだけサポートして希望を叶えてあげたいと思っています。受験前の不安を訴えたり、創作活動の手段や方法を相談されたり、アートの意味を問われることもありました。アートは生涯教育としても最高のものだと思います。その素晴らしさを多くの人にわかってもらえればと願い、丁寧な応対をしています。いや、しているつもりです。それは自分のとっては至福のひと時でもあります。師匠からいただく厳しい刺激と若い世代からいただく純な気持ち。そんなことに支えられて創作を続けられる自分がいます。                     Yutaka Aihara.com

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