構成要素を考える
2008年 1月 30日 水曜日
明後日の2月1日から始まる「RECORD」セカンドシーズンに先がけて、1ヶ月30点余りの作品をどのようにしていくかを考えました。作品には平面としての構成的傾向をもつ作品と半立体としての構成的傾向をもつ作品があります。これが単一または複合されて生み出す作品があります。また平面としての描写的傾向をもつ作品があり、これも単一または構成的傾向をもつ作品と複合されて生み出す作品もあります。こうした傾向をたとえば5日間ごとに変えて、6パターン作れば1ヶ月分になります。次のシーズンは気儘に変わる傾向ではなく、発想を型に押し込めて、そこからどこまで自由になれるかを自分に問う1年間にしたいと考えています。今回の反省を逆手にとって、出来る限り不自由な条件を自分に課し、そこから自由な発想を生み出す試みをしていくつもりです。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 7月RECORDは「揺らぐ楼閣」 RECORDは一日1点ずつ制作していく小さな平面作品で、2007年から制作を開始しています。一日1点というのはなかなか厳しいノルマで、その日がどんな状況であれ、必ず制作をしていくのです。毎年テーマを […]
- 6月RECORDは「流転の因」 雨が降れば河川が氾濫し、豪雨ともなれば逆巻く波に家屋が呑み込まれていく場面を何度となく最近の報道で見ています。梅雨の季節になれば水害による悲惨な状況をつい考えてしまうのは私だけではないはずです。梅雨 […]
- 2つの新しい印を作る 石による印材に自分の名前を自ら彫り、新しい作品が完成した時に裏側に印を貼っていくのが、私が今まで続けてきた方法です。私の作品が集合彫刻で陶彫や木材で成り立っているため、その組み立てにそれぞれの部品に […]
- 新作完成の5月を振り返る 今日で5月が終わります。今月は個展図録用の写真撮影が昨日あったために、これに間に合わせるために夢中になって制作に明け暮れた1ヶ月だったと言えます。31日間のうち工房に行かなかった日は2日だけで、29 […]
- 次のステップに向かう6月 6月になりました。そろそろ入梅が発表されてもおかしくない季節です。6月も今まで同様、工房に勤務時間があるが如く決まった時間に通う予定です。今月やらなければならないことは個展の出品作品の修整補填で、厚 […]
Tags: RECORD, 作品
The entry '構成要素を考える' was posted
on 1月 30th, 2008
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.