サブカルチャーの革新
2007年 10月 27日 土曜日
アニメにしろフィギアにしろ大衆の目線で表現をしていくサブカルチャーは日本が世界に発信できるものになってきています。とくに漫画はひと昔前と比べると、コマ割からストーリー展開にいたるまで、巧みな心理描写を表現したり、現代の空気を捉えたりして革新的に変化しています。ドラマの原作に使われるのもよくわかる気がします。日本人の古来から持っている気の細やかさが、こうしたサブカルチャーで受け継がれていると感じます。さしずめ昔で言う障壁画や浮世絵など日本を代表する美術作品として太鼓判を押されたものが、現在ではアニメにあたるとも考えます。サブカルチャーがアートの世界を席巻し、完全にボーダーがなくなりつつあるのは、現代の世俗が求めている表現を考えれば当然の成り行きかもしれません。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 「マーク・マンダースの不在」展の図録から 先月の13日(火)に東京都現代美術館で見た展覧会の図録が郵便で送られてきました。展覧会についての自分の感想は既にNOTE(ブログ)にアップしていますが、「マーク・マンダースの不在」展について、自宅に […]
- イサム・ノグチ 日本での活躍 「石を聴く」(ヘイデン・ヘレーラ著 北代美和子訳 […]
- 東京駅の「きたれ、バウハウス」展 先日、東京駅にあるステーション・ギャラリーで開催中の「きたれ、バウハウス」展に行ってきました。バウハウスとはドイツ語で「建築の館」という意味です。1919年に建築家ヴァルター・グロピウスによって設立 […]
- 週末 過密な鑑賞スケジュール やっと週末を迎えました。年度末が近づきウィークディの仕事が少しずつ多忙になってくると、週末が楽しみでなりません。今月に入って美術展に行っていないので、今日は行きたい展覧会をチェックして、丸一日かけて […]
- 上野の「奇想の系譜展」 先日、東京の4つの美術展を巡った時、私が一番身近に感じた展覧会は、東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」でした。嘗て読んだ美術史家辻惟雄氏による著作「奇想の系譜」は、日本美術史に斬新な視点を与え、そ […]
Tags: 作品, 展覧会, 書籍
The entry 'サブカルチャーの革新' was posted
on 10月 27th, 2007
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.