映像による表現

今日は図録を撮影してくれているカメラマンとの打ち合わせがありました。夏に試みた陶彫によるランプシェードの撮影日時、現在進行中の365点の連作をどんなふうに撮影し、どうホームページに生かしていくか、ホームページに追加予定の販売用の作品について等々お互い意見を出し合いました。自分は制作することだけに専念したいので、こうした人たちの力を借りています。その方が世界が広がると感じています。カメラマンの存在が大きいのは、自分の作品が組み立てを必要とするため実物を見せるのが困難で、それだけに写真が大切な役目を負っているからです。写真は雄弁に作品を語ってくれる力があると思っています。絵画と違うところは立体作品は光をあてて周囲の空間を取り込まなくてはならず、そこを映像がやってくれるのです。自分のように色彩が渋い作品はなおさらです。映像による表現は実物のイメージを補って、さらに膨らませる要素があるので、自分にとっては実物と映像が両輪のようになって表現世界を作るのだと考えています。 Yutaka Aihara.com 

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