何もしない時間

何もしない時間というものが最近はありません。学生時代はどちらかというと不精で怠惰な毎日を送っていたので、自宅で寝転がりながら、ぼんやり空を見ていることがよくありました。雲が流れていく情景をずっと見ていたりしました。大学で朝から夕方まで塑造と格闘していたにも関わらず、やはり学生の身分というのは暇が有り余っていたのです。今は公務員として決まった勤務体系があるばかりか、余暇はすべて創作活動に使っているため、休みなく動いている毎日です。あまりにも極端な生活の変化に、昔を思い出すと我ながら驚いてしまいます。今は当時予想もしなかった勤勉なアーテイストになっています。アートも節度ある日常から生まれるといった感じがします。またいづれ不精で怠惰な毎日がやってくるのでしょうか。それとも勤勉のまま終わる日が来るのでしょうか。どんな未来が待っているのか少々楽しみです。Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 「中空の彫刻」読後感 「中空の彫刻」(廣田治子著 […]
  • 週末 創作へのモチベーション 昨日までは梱包用木箱作りと陶彫部品の梱包に励んでいましたが、今日は来年に向けた新作の陶彫制作を行うことにしました。今月の個展が迫っているので、その準備として梱包をやっていたのですが、そればかりやって […]
  • 「結語」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「結語」の「1 木彫と陶器」「2 親密な環境における彫刻」「3 […]
  • 21’図録の完成 5月30日に個展用の図録を作るための撮影を行い、今日新しい図録1000部が自宅に届きました。図録は16冊目になりますが、毎回同じサイズ、頁数で作っています。図録は前頁カラー版で正方形の冊子になります […]
  • 週末 木箱に収納開始 週末になりました。週末になると今週の創作活動のことを書いていて、個展に向けた進捗状況を述べさせていただいています。陶彫部品を梱包する木箱が15個完成し、今週からその木箱に陶彫部品を2・3点ずつ収納し […]

Comments are closed.