「かもめ食堂」の空気

映画「かもめ食堂」のDVDを観ました。フィンランドで何となく巡り合った3人の日本人女性が小さな和食のレストランをやっている物語。和食と言ってもよく海外で見かける高級和食ではなく、おにぎりやトンカツ定食といった日本の家庭料理で、洒落たフィンランド調のキッチンで調理されていました。観ていると清潔感のある丁寧な描写があって、すっと引き込まれていきます。3人の女性はみんな自立していて、過去に何かあったような素振りはあるものの物語では触れていません。何気ない日常を描いていて、ちょっとしたことがドラマを紡いでいきます。自分が引き込まれた理由は全体に流れる空気。海外で暮らしたことがあれば、異文化とのちょっとした出会いを体験していて、その空気をこの映画は何となく感じさせてくれていました。Yutaka Aihara.com

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