平面と立体 共通するイメージ

365点の連作の8月分は、立体のエスキースみたいな作品になっています。365点の連作はポストカード大の平面作品で、これは何かのエスキースとして考えず、あくまでも小さな平面作品として作っているつもりです。ただ今取り組んでいる陶彫作品が、365点の連作と同じイメージでやっているので、並べてみるとどちらかが主になり従になる関係と捉えられてしまうかもしれません。平面作品の自由さはイメージの具現化に大変都合よく、いろいろなバリエーションが出てきます。立体作品は素材の制約を受けるので、自由にやることは出来ませんが、そこに具体的な空間を感じ取ることが出来ます。同じイメージでも表現の異なる作品として作っていくと、お互いを補い合う関係が生まれてきて、双方で楽しむことが出来ます。連日暑い作業場に篭もって、頭を左右に振りつつ、汗を滴らせながら、そんなことを試みた一日でした。                          Yutaka Aihara.com

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