陶彫の成形

先日から粘土を練って準備していた陶彫作りを始めました。このところ木彫ばかりやっていたので、陶芸は久しぶりです。ずっとやってきた粘土の触り心地を確かめながら、小さなオブジェを作ってみました。香炉にしようか、ランプを入れようか考えながらやっていくうち、やはりオブジェとしか使いようのないカタチになってしまいました。作業場は相変わらず暑くて、ただいるだけで汗が流れてきますが、今日は粘土の魅力に取りつかれて、しばし暑さを忘れました。それでもシャツはたちまち汗だくになりました。木彫の鑿を振るう時に吹き出る汗と違い、じっとりとした汗をかきました。明日も粘土と戯れようかと思っています。粘土はどんどん乾燥していくので、一度始めたら休めない性質のものだということを改めて思い出しました。   Yutaka Aihara.com

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