猛暑の作業場
2007年 8月 14日 火曜日
今年も暑い日が続いています。作業場は身体を動かしていないといられない暑さです。このくらいの気温だと頭を使ってのエスキースは出来ません。ボ〜として頭の中が白くなってしまいます。むしろ単純に木を彫ったり、粘土を練ったりしている方が暑さが紛れて楽です。いったい一日にどのくらいの汗をかくのだろうかと思います。汗をかきやすい体質になっているのかもしれません。ただ汗をかいた方が身体が動きやすくなるのも事実です。木を彫って6時間。粘土を「たたら」にして1時間。そんな具合の一日です。気が急いてもこれ以上作業すると長続きしません。余力を残して終わるというのがいいのです。自分はこんな制作活動に幸せを感じています。ストレスは皆無、一日仕事をした後の充足感は何にも変えられません。創作欲しかない日常はいつまで続くのか、でも完成に近づくにつれ緊張が高まり、言いようのない不安に襲われることもしばしばあります。創作である以上これは仕方のないことですが。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 「文化的総合」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「2 […]
- 週末 梅雨前線の活発化 週末になりました。昨晩から関東地方は豪雨に見舞われていて、夜中に警戒警報が鳴りました。土砂災害に纏わる避難勧告が出されていましたが、私が住んでいる地域は周囲に河川が少ないため、大きな被害にはならなか […]
- 7月RECORDは「揺らぐ楼閣」 RECORDは一日1点ずつ制作していく小さな平面作品で、2007年から制作を開始しています。一日1点というのはなかなか厳しいノルマで、その日がどんな状況であれ、必ず制作をしていくのです。毎年テーマを […]
- 週末 梱包用木箱の製作開始 週末は個展準備の状況を書いていきます。今週から梱包用木箱を作り始めていました。「せいさく」という漢字には「制作」と「製作」の2種類があります。創作的な行為は「制作」、工作的な行為は「製作」を使います […]
- 飛躍の6月を振り返る 今日で6月が終わります。今月は7月個展のために図録を作成し、案内状も自宅に届きました。個展に出品する作品の梱包を始めていて、現在は陶彫部品を収納する木箱の製作に追われています。木材を調達しながら木箱 […]
Tags: 制作
The entry '猛暑の作業場' was posted
on 8月 14th, 2007
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.